iPhoneで通帳をPDF化する方法
先日リリースしたShuttle Smileは、わずか 1分で 通帳1冊(画像PDFファイル)をExcelファイル化する「通帳 AI-OCRクラウド」です。
今日は、iPhoneで通帳を画像PDFファイルにする方法を解説します。
「Shuttle Smile」に渡す通帳の画像PDFファイルは、複合機やスキャナで300DPIのグレースケールで作成することをお奨めしています。
スマホでなく、複合機やスキャナで作成することを推奨している理由:
スマホを使うと、通帳からExcelファイル化する際の認識・抽出精度が低下する場合があるためです。
認識・抽出精度が低下したPDFファイルをShuttle Smileにドラッグアンドドロップすると、誤認識する確率が上がってしまい、その結果、せっかくShuttle SmileでExcelファイルに変換できたのに、Excelファイルの目視確認時の修正作業時間が増えてしまうからです。
しかし、複合機やスキャナが手元に無い場合に、PDFファイルを作成せざる得ない場合は、以下の方法でiPhoneを使って通帳をPDF化できます。
iPhone標準アプリ「メモ」には 書類スキャン機能 があり、iPhoneだけで「通帳の見開き ⇒ グレースケール ⇒ PDF化 ⇒ メール送信」まで完結できます。
以下に、 ホーム画面でアプリ「メモ」を探す ところから メール送信 までを解説します。
※ 以下はiOS18の場合です。Versionによって操作方法が異なる場合があります。
※ 高画質に撮影するためのコツは以下です。
iPhoneを通帳と平行に保ち、影が写り込まないようにすること。
直射光を避け、均一な室内光でフラッシュをオフにすること。
レンズを清掃し指紋やホコリを除去すること。(忘れがちですが、とても重要)
自動モードでなく手動モードにして、ブレや傾きを確認してからシャッターボタンを押すこと。
iPhoneで通帳をPDF化する方法 ~ ホーム画面でアプリ「メモ」を探す ところから PDFファイルをメール送信するまで
※ 以下の左端の+をクリックすると、操作手順が表示されます。
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ホーム画面の中央あたりから指で下にスワイプし、検索フィールドに「メモ」と入力すると黄色いメモ帳アイコンが表示されます。タップして起動します。
Dockやフォルダ内にある場合は直接アイコンをタップしても構いません。
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右下の「新規作成(ペンと紙)」ボタンをタップし、空のメモを開きます。
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メモの下部にあるカメラ/ペーパークリップ形のアイコンをタップ。
表示されるメニューから「書類をスキャン」を選択します。
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画面の 「自動」 をタップ後、表示が 「手動」 に変わったことを確認。これでシャッターボタンを押すまで撮影されません。
※ 「手動」モードにする理由は、ブレや影を極力少なくするためです。画面上の「フラッシュ(稲妻)アイコン」をタップ後、「オフ」をタップします。
画面上の 「フィルター(三つの円)アイコン」 をタップし 「グレースケール」 を選択。
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通帳を机に水平に開き、iPhone を真上から構えます。
枠線がページを検出して黄色に変わったら、下部中央の 白いシャッターボタン をタップして撮影。
撮影後、四隅の丸ハンドルで枠を微調整し 「スキャンを保持」 をタップ。上手に撮影できていない場合は「再撮影」をタップして、再撮影してください。
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再度、5.と同様、シャッターボタンをタップして、撮影→「スキャンを保持」を繰り返します。
最後の頁の撮影が終わるまで、上記1.を繰り返します。
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すべて撮り終えたら、右下の 「保存」 → メモ画面に戻ると、複数ページが 1 つの PDF として挿入されます。
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メモ画面右上の 「共有」(□+↑) をタップ。
「メール」 を選択するとメール作成画面が開き、PDF が自動添付されます。
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宛先欄に指定のメールアドレス を入力します。
件名・本文を追記後、「送信」 タップでメールが送信されます。