操作説明
通帳画像(PDFファイル)を会計ソフトに取り込むまで
最初に、「①通帳画像の読み取り」を行いExcelファイルを作成します。
次に、作成したExcelファイルを「②会計ソフト用データへ変換」します。
最後に、会計ソフトを使用して②の変換済みデータ(CSVファイル)を取込みます。
FAQ・AIチャットボットもご利用ください。
トップメニュー「FAQ・お問合せ」からどうぞ
①通帳画像の読み取り
通帳画像(PDFファイル)からExcelファイルを作成します。
1.以下A、B何れかの方法によりPDFファイルを作成します。
A. 「通帳」を複合機・スキャナでスキャンしPDFファイルを作成します。
B. 「通帳のコピー」を複合機・スキャナでスキャンしPDFファイルを作成します。
※ スキャン時の留意事項:
認識・抽出精度確保のため、解像度は300DPI、カラーモードはグレースケールでのスキャンを推奨します。解像度、カラーモードの設定方法は複合機・スキャナの説明書をご確認ください。
PDFに対して通帳が横向き・上下逆になると認識精度が低下する場合があります。
※ 手書き文字:
手書きで印字済の摘要に追記する場合は、印字後の文字に続けて記載してください。
※ 店番:
通帳の様式によっては、稀に店番列の数字を残高の末尾に含めてしまう場合があります。その場合は、事前に店番列を塗り潰しお願いします。
2. アカウント登録時のメールアドレスとパスワードで、Shuttle Smileにログインします。
3. ログイン後の画面「①通帳画像の読み取り」に上記1.で作成したPDFファイルをマウスでドラッグ&ドロップします。
4.「読み取り開始」ボタンをクリックします。
読み取りが完了するまで、画面を閉じずに、そのままでお待ちください。
【注意】
読み取り中にブラウザを閉じたり、画面上のタブ・ボタンなどをクリックすると、読み取り完了後にExcelファイルがダウンロードできなくなります。また、頁数も消費されますのでご注意ください。
画面上のチェックボックス「□ 通帳印字の日付(年月日)を西暦に変換する」について
読み取り時に「令和→西暦」の自動変換を行います。自動変換が不要な場合は操作画面のチェックボックス「□ 通帳印字の日付(年月日)を西暦に変換する」のチェックをはずしてください。
画面上のチェックボックス「□ 弥生インポート形式CSV作成用Excel出力」について
「□ 弥生インポート形式CSV作成用Excel出力」にチェックを入れずに「読み取り開始」ボタンをクリックすると、弥生スマート取込用CSV、freee明細アップロード用CSV(freee以外の会計ソフトも対応可)作成に対応した形式のExcelファイル(汎用Excelファイル)を作成します。
汎用Excelファイルの形式
日付、摘要、出金、入金、残高
「□ 弥生インポート形式CSV作成用Excel出力」にチェックを入れると、「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」を作成します。「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」は、弥生会計にインポートする前に人がExcel上で勘定科目や消費税区分などの入力ができるようにした形式です。後述「便利な使い方」もご確認ください。
弥生インポート形式CSV作成用Excelファイルの形式
勘定科目、補助科目、日付、摘要、出金、入金、残高、相手勘定科目、相手補助科目、消費税区分、部門、摘要置換(全置換のみ)
このExcelファイルの各列を事前にセットしておくことで、インポート後の弥生会計での仕訳を迅速に行えます。
「□ 弥生インポート形式CSV作成用Excel出力」にチェックを入れると、取引手段(勘定科目、補助科目)の入力フィールドが表示されます。
・勘定科目、補助科目を入力しておくと、ここで入力した勘定科目、補助科目が、出力後の「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の勘定科目、補助科目にセットされます。勘定科目、補助科目は、後述「②会計ソフト用データへ変換」時に、預金口座に対応する勘定科目、補助科目としてインポート用仕訳に自動セットされます。
・勘定科目、補助科目を入力しない場合は、出力後の「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の勘定科目、補助科目は空白となります。また、「②会計ソフト用データへ変換」時に、預金口座に対応する勘定科目として「普通預金」が自動セットされます。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」内の摘要置換(全置換のみ)に弥生会計にインポートしたい摘要の名称を入力しておくと、弥生会計へのインポート時にその名称がインポートされます。その場合、摘要にセットされている文字列は弥生会計にインポートされません。この仕組みを活用すると、例えば、通帳の摘要に記載されたカタカナの取引内容を漢字に置換することが可能になります。
摘要置換(全置換のみ)が未入力の場合は、摘要にセットされている文字列が弥生会計にインポートされます。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」内の摘要を修正すると通帳のオリジナルの摘要の印字内容が控えとして残らなくなることを考慮して、弥生インポート用の「摘要置換(全置換のみ)」列も設けました。
5. しばらくすると、読み取りが完了します。
「読み取り開始」ボタンをクリックしてから「Excelファイル」がダウンロードできるようになるまで、1冊の通帳画像(PDFファイル)で1分程度です。通帳画像のサイズ、頁数、内容等により処理時間は異なります。
6.「通帳Excelダウンロード」ボタンをクリックしてください。
クリック後、数秒でPCのダウンロードフォルダにExcelファイルが作成されます。
前述4.で、取引手段(勘定科目、補助科目)の入力内容を間違えたり、入力を忘れたまま「読み取り開始」ボタンをクリックした場合は、再度、取引手段(勘定科目、補助科目)を入力後、「通帳Excelダウンロード」ボタンをクリックしてください。(「①通帳画像の読み取り」にPDFファイルをマウスでドラッグ&ドロップして「読み取り開始」ボタンをクリックし直す必要はありません)
7. 作成された通帳ExcelファイルをExcelで参照し、内容の確認および、必要に応じて修正してください。
必要に応じて不要な行は削除してください。ヘッダ行は削除しないでください。
Shuttle Smileは、生成AIを活用して通帳記載内容を認識・抽出しています。生成AIはその性質上、認識・抽出精度を保証できません。必ず、通帳Excelファイルの内容をご確認ください。
残高セルが黄色になっている場合、その前後の行の残高、出金、入金、摘要が間違っている場合があります。
黄色の有無にかかわらず、抽出漏れ、誤抽出、文字・数字の誤認識等が発生する場合もあります。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の各列は、 弥生会計の仕訳データの項目と記述形式についての解説を参照ください。
※ 便利な使い方
Excelを使用して、上記手順で出力した「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の相手勘定科目、相手補助科目、消費税区分、部門をセットしておけば、弥生会計のスマート取引取込に頼ることなく、仕訳済みデータを弥生会計に取り込むことができます。「弥生インポート形式 CSV 作成用 Excel ファイルを活用しよう」もご活用ください。
後述「②会計ソフト用データへ変換」時に出力されるCSVファイルの「識別フラグ」列は「2000:伝票以外の仕訳データ」が、「タイプ」列は「0:仕訳データ」が、「調整」列は「no」が自動セットされます。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の相手勘定科目が未セットの場合、後述「②会計ソフト用データへ変換」時に出力されるCSVファイル内での相手勘定科目としては「未確定勘定」が自動セットされます。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」内の消費税区分の各セルには以下のプルダウンメニューが設定されています。そのため、ユーザは区分値をメニューから選択するだけで、消費税区分を迅速にセットできます。以下メニューの左側はプルダウンメニューに表示される名称、右側は弥生インポート形式CSVにセットされる名称です。
10%売上 → 課税売上込10%
10%仕入 → 課対仕入込10%
軽8%売上 → 課税売上込軽減8%
軽8%仕入 → 課対仕入込軽減8%
非課税売上 → 非課売上
※上記以外の消費税区分については適宜手入力してください。
ただし、「対象外」をセットしたい場合は、空白のままでも「対象外」が自動セットされる仕組みにしていますので、わざわざ「対象外」を手入力する手間をありません。
※弥生会計インポートデータの税区分はこちらをご参照ください。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」の消費税区分が未セットの場合、後述「②会計ソフト用データへ変換」時に出力されるCSVファイル内での相手勘定科目の消費税区分としては「対象外」が自動セットされます。
例えば、件数の多い取引だけエクセルのフィルター機能等で相手勘定科目を効率的に入力しておき、件数の少ない取引の相手勘定科目は空白のままにしておきます。そして、後述「②会計ソフト用データへ変換」した弥生インポート形式CSVファイルを弥生会計にインポートすれば、弥生会計上では「未確定勘定」や「対象外」取引だけを適宜修正するだけで済むため、業務効率化に大きく貢献します。
「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」内の各列は初めからフィルター機能をオンした状態で作成していますので、フィルターを設定する手間がありません。
②会計ソフト用データへ変換
会計ソフト取込用CSVファイルを作成します。
Shuttle Smileは以下の会計ソフト取込用CSVファイルを作成できます。各CSVファイルの出力様式等は機能をご参照ください。
弥生スマート取込用CSVファイル
弥生インポート形式CSVファイル
freee明細アップロード用CSVファイル
その他の会計ソフト用CSVファイル
freee明細アップロード用CSVファイルを活用ください。
1. ログイン後の画面で、「②会計ソフト用データへ変換」タブをクリックします。
2. Shuttle Smileの「①通帳画像の読み取り」で作成・確認した通帳Excelファイル(「汎用Excelファイル」または「弥生インポート形式CSV作成用Excelファイル」をマウスで画面にドラッグ&ドロップします。
3. 「変換開始」ボタンをクリックします。
4. 数秒で、変換が完了します。
5. 作成したいCSVファイルに対応した以下の何れかのボタンをクリックします。
「弥生取込用CSVダウンロード」ボタン
「弥生インポート形式CSVダウンロード」ボタン
「freee明細アップロード用CSVダウンロード」ボタン
※ 弥生会計、freee以外の会計ソフトの場合は「freee明細アップロード用CSVダウンロード」ボタンをクリックしてください。
6. 数秒で、PCのダウンロードフォルダにCSVファイルが作成されます。
作成されたCSVファイルを会計ソフトに取り込みましょう。